Sea Urchin Shawl: ウニの貝殻をイメージしたショール

イギリスの編み物雑誌、Knit Today 82号にコットンアンドクラウドのショールのデザインが掲載されました!
Sea Urchinショール(日本語でウニ。でも、何となくウニショールと言うと気持ち悪いですね。。。(汗))といって、イギリスの手染め作家デビーさんの毛 糸を使って、まさしくピンク色のウニの貝殻をイメージしてデザインして編みました。毛糸は、スケインクイーン(Skein Queen)というブランドで、糸の名前はエリクシアSkein Queen のブログでも紹介してくださったのでどうぞご覧ください。


私がまだ大学を卒業したばかりの頃に、環境保護ボランティアとしてガラパゴス諸島に行っていた事があります。虫は大嫌い、船酔いはする、スペイン語ははなせない。。。なぜに南米行くのかと思いましたが、どうしても若いうちに地球の反対側を見たくて頑張って行ってきました。もう10年以上昔の事です。その時の経験と思い出は、私にとって素晴らしい財産になりました。


そのガラパゴス諸島の小さな無人島にいった時の事です。それまでの人生で見た事もない素晴らしい自然の海岸を見ました。真っ白な砂の上に大きな貝殻がゴロゴロ。。。貝殻と一緒に乾いたウニの貝殻も山の様に有りました。これぞ宝島。


2012年の年末にKnit Todayの編集長から三角形のショールをデザインしてくれないかというリクエストが有りました。シンプルな物で、高さより横幅がずっと長くて、身体に巻ける様な物がいいとの事でした。その時に丁度Skein QueenのElixirを見つけて、あの時のガラパゴスで出会った貝殻達を思い出して一気にデザイン開始!

SKEIN QUEEN ELIXIR
Skein Queenはイギリスの小さな手染めの毛糸を売る会社。手染め作家のデビーさんが、いつもきれいな色合でいろいろな種類の毛糸を染めています。
Elixir は日本の棒針の6号で編め、貝殻、イングリッシュガーデン、スイートピーを連想させる素敵な色合いの毛糸です。繊維はスーパーファインアルパカ40%、メリノ40%、そしてシルク20%で出来ています。1カセ100gで長さは230m。このショールに使った色はシェル(Shell)といいます。
シングルプライの毛糸で柔らかくて自然な光沢のある毛糸でした。彼女の、他の毛糸もとっても可愛いので是非見てください。



SEA URCHIN SHAWL


三角のショールはデザインにもよりますが、通常は左右に1目づつ、中心に2目増目をして、中心から外側に向かって編んでいきます。それによって二等辺三角形が出来るので、ブロッキングで形づける時に直角二等辺三角形を2つ合わせたものにします。でも、今回は高さよりも横が長い物を作ってくほしいというリクエストだったので、左右の増目を中心よりも多めにしました。そうする事で平たく長い三角のショールを作る事が出来ました。模様はウニの貝殻にある穴の様に、掛け目2目一度のアイレットの上下に裏編みと表編みを交互に入れてみました。


それではenjoy Sea Urchin Shawl!