マジック作り目(カーストオン):編み物テクニック

かなりご無沙汰しています。やっと日本語でブログを書く時間が出来ました。今年の夏はかなり忙しかった。。2009年も後わずか。。早かったな。

今日ご紹介したいのはJudyさんが発明したマジックカーストオン(作り目)と言う編み物テクニックです。きっと靴下や手袋などを編んでいる方はマジックループと言う編み方をもうご存知だと思います。このマジックカーストオンは靴下のつま先を編むときにとても便利です。

特徴はシームレスだと言う事。要するに縫い目がなく、後ではぎとじなど必要のない作り目です。是非挑戦してください。

長い(80センチから100センチ)の輪編み針を使うと便利です。

ステップ1:持ち方
分かりやすい様に二色の毛糸を使いました。結び目は無視してください。茶色が端っこ側で、水色が毛糸の玉につながっている側です。(写真下参考)
ステップ2:輪編み針を同じ方向に持ち、右から毛糸を挟む様に入れる。(写真下参考)
ステップ3:端っこ側の毛糸(茶色)を下げる。そうすると上側の鍼に毛糸がかかる。(写真下参考)
ステップ4:端っこ側(茶色)の毛糸を針の下をくぐらせて手前に持ってくる(写真下参考)。
ステップ5:そして下側の針をぐるっとかける様にして上と下の針の真ん中に毛糸を通す(下写真参考)。ステップ6:毛糸の玉についている側(水色)を今度両方の針の下をくぐらせて上にもってくる(写真下)。
ステップ7:そして上側の針にぐるっとかける様にして、針二本の間に毛糸を通す(写真下)。
ステップ4−7を繰り返す。作りたい数の目が出来たらストップ。通常は偶数(上の針と下の針に作った目数が同じ)(写真下)。
ステップ8:ぐるっと両方の毛糸の方向を回転させる(写真下)。
こうすると裏側で毛糸が左右交差する(写真下)。
ステップ9:針の向きを右側にして、下側の針を抜く(写真下)。
ステップ10:上側の目から編み始める(写真下)。
それが編み終わったら向きを反対にして下側に来た針を抜く(写真下)。これはマジックループのやり方と同じです。
反対側の目を編むときに注意したいのは、最初の目は普通に編みますが二番目からの目の向きが反対になっているので、目をひねらない様に気をつけると言う事です(写真下)。
上の写真の目と、下の写真の目の向きが違う事に注目。
3段編みました。これをずっと続けると四角い袋状の様になっていきます。両側のめを増やしていくと靴下のつま先になっていきます。裏の写真。縫い目もなぎもしなくてオーケー。
お役に立てると嬉しいです。