ずいぶん前になりますが、私が渡英してすぐの頃、冬が長いのにびっくりしたのを覚えています。日が落ちるのも早いので夜も長いのにも驚きました。その頃私はまだ10代だったのですが、仲良くなったイギリス人の友人と「オリバー」というミュージカルを見に行きました。
なぜその話になったかというと、ザ・ニッターの最新号(49号)に登載されたC&Cの新編み図「アルンデル」が、主人公のオリバー・ツイストが着ていたようなビンテージなブレザーをイメージしたクラシックなカーディガンだから。でもこのカーディガンのほうが断然お洒落!笑
クラシックなブレザータイプで尚且つ体にフィットするデザインに仕上げました。腰周りにレースのモチーフを使用して、減らし目をすることで腰のカーブに自然にフィットするデザインになっています。
糸はデビー・ブリスのリアルトDKを使用。すごく編みやすい糸で、メリヤス編みがすごく整って見えるし、ふわふわしてるのでかのこ編みがデリケートな感じに仕上がります。
濃緑や栗色でもお洒落ですね。
袖は胴部分とは別に輪編みで編んで後で縫い合わせます。このカーディガンでは縫い目が一番ピシッと見える、かぎ針を使った方法(引き抜き編みで肩周りをぐるっと一周する)を使いました。
襟口にはアクセントカラーも。気に入ってもらえるとうれしいです!