この3目一度と言うのは英語ではknit 3 togetherと言います。省略される場合は”k3tog"と書かれます。
3目一度と言っても日本語では”右上3目一度”“左上3目一度”そして中上3目一度”と分かりやすいのですが英語ではそういう風に簡単には書かれていないようです。
そしてこの3目一度を英語でブログしてからすごく興味のある事を教わりました。というのも2目一度であろうと、3目、4目、5目一度であろうと、一番最初に針が通った目が一番上に重なると言う事です。これを教わってから“なるほどー”と思いながらまた再び編み物オタクの世界に深くはまり込みながら編んでいます。
今回のポストはもしかして初歩的な事なのかもしれないのですが、その3目一度のバリエーションをどのように編むか、そして英語ではどのように表現されているのか書いてみました。
1)左上3目一度
英語のknit 3 together(k3togと省略)は日本語の左上2目一度の事です。最初に針が入るのが一番左の(要するに右から数えて3番目)目なので、それが一番上に重なる訳ですね。人によればleft knit 3 together (left k3tog)と言っている人もいました。
これは英語では少し遠回りな言い方をします。要するにこの右上3目一度をする行動の一つ一つを省略すると言う感じです(ちょっと不明でしたね。。(汗))。
- まず、右上3目一度をするには、最初の2目を一目一目別にすべり目します。このすべり目をする事を英語ではslip(slと省略)と言います。ちなみにこのすべり目なんですが、針を前から入れるすべり目(要するに表編みを編む様に針を入れてすべり目をする事をslip knit-wise(sl kwiseと省略)スリップニットワイズと言います。そして針を後ろから入れるすべり目(裏編みを編む様に針を入れてすべり目をする事をslip purl-wise(sl pwiseと省略)スリップパールワイズと言います。
- 次に、3番目の目を表編みします。表編みはおなじみknit(kと省略)です。表目を1目だけ編むのでknit 1(k1)と書きます。
- 最後にすべり目をした目を今編んだ目にかぶせます。この事をpass slipped stitch(もしくは複数形ならstitchesですね)over(pssoと省略)パス・ザ・スリップト・ステッチ・オーヴァーと言います。
sl, sl, k1, psso(slip, slip, knit one, pass the slipped stitches over)
sl2, k1, psso(slip two, knit one, pass the slipped stitches over)
sl 2 kwise, k1, psso slip two knit-wise, knit one, pass the slipped stitches over)
right knit 3 together (right k3tog)と言っている人もいました。
3)中上3目一度
これもまた英語だと上の右上3目一度と同じく長い言い方なのですが(かなり汗)。。。
まず最初の2目を一緒にすべり目します。これをslip 2 together(sl2togと省略)。
次に3番目の目を表編みします。knit 1(k1)。
最後にすべらせた目を今編んだ目にかぶせるのでpass the slipped stitches over(psso)です。
と言う事なので中上3目一度は次の様に書かれます。
center knit 3 together(centre k3tog)とも言っている人もいます。
まず最初の2目を一緒にすべり目します。これをslip 2 together(sl2togと省略)。
次に3番目の目を表編みします。knit 1(k1)。
最後にすべらせた目を今編んだ目にかぶせるのでpass the slipped stitches over(psso)です。
と言う事なので中上3目一度は次の様に書かれます。
slip 2 together, knit one, pass the slipped stitches togehter (sl2tog, k1, psso)
center knit 3 together(centre k3tog)とも言っている人もいます。