編み物マニアの宝物:Addi Click(アディクリック)レビュー

うちには山ほどの編み棒が有ります。でも使うのは2種類くらい。一番のお気に入りはAddi Turboと言うドイツ製の鉄の輪編み針。真ん中のコードの所がとても柔らかくてマジックループで靴下や手袋を編むのにとっても便利なのです。

その私のお気に入りのAddi社から今年Addi Clickと言う輪編み棒セットがヨーロッパで新発売され(アメリカは去年の末に発売だったと思う)早速手に入れました。とっても使いやすくて是非お勧めなので、紹介しちゃいま〜す。
1) 針とコードの接続
いつも輪編み棒で気になるのが針とコードが接続されている所。奇麗に接続されていないと毎回目が引っかかってとても編みづらいです。
Addi Clickでとても気に入ったのは針とコードをつなげるのがとても簡単だと言う事。ネジの様にぐるぐるまわす訳でもなく、カギの様な物で接続する訳でもないのです。そして接続した後は今までのお気に入りのAddi Turboと同じ(嬉し涙)。

Addi Clickの針の接続の仕方はこんな感じ:

ステップ1:まず、接続先を持ちます(下参考)
ステップ2:針を接続する口にかぶせる(下参考)。
ステップ3:針が接続する所のカギにはまります。そうしたら軽くおしながら時計周りにひねると完成。
接続するときにカチッと言う感じだから“クリック”なのかなー。

2) かっこよさ

友だちがAddi Clickは輪編み棒セットの中ではロールスロイスレベルだと言っていました(爆)。でも本当に持っているだけで編み物のプロになったみたい。
ケースは合皮革(私は動物愛護なので出来るだけ革製品を避ける努力をしています)なので◎。そして両側にマグネットボタンが二つ、そして中心に一つ付いていてとてもしっかり出来たケースです。中身は:

3.5mm から 10mmの編み棒合計10本

内ポケットの中には三本のコード (40, 60 & 80 cm)のコードが入っています。

編み棒はしっかりと並べて収納出来ます。

それから目を休める為のコネクター1個入っています。
3) 機能性

良い輪編み棒は良い食生活と同じ様な気がします。編み物は長い間同じ作業をするので編み棒の機能性が少しでも高いととても助かるものです。
何年か前に Kaffe FassetteさんのKaffe Knits Againの本の中にあるジャックズバックを仕事でサンプルを編んでいた時(5 mmの針でアランの糸、そして沢山のフェアーアイル)あまりにも苦心していた私に友だちが Addi Turboを進めてくれました。そのときに違いがはっきりと分かりました。
Addiの輪編み針は先がとてもスムーズでシャープ度も抜群。そしてメタルなのに重くない。輪編み棒なので手首に負担が長い針を使うよりかからない。コードがとても柔らかいので手袋や靴下をマジックループでとても編みやすいです。
4) 値段
さてお値段です。イギリスでは約80ポンドでこのセットを買う事が出来ます。日本円にすると現在のレートで10700円だそうです。中に入っている針が10セットで、コードが3本と言う事は実際に使える針は合計30本と言う事になる。
Addi Turboの針の定価を考えると全部買うとしたら約200ポンドもします(約26700円くらい)と言う事は絶対にお得ですよね。
さいごに
どこに行っても編み物をしている私にとっては飛行機に持ち込めないと言うのには考えました。でも色々思うと私はそんなに飛行機に乗らないし乗っても多分編みものプロジェクト一つ持っていくくらいだから(後は映画で爆睡)飛行機に持ち込めないと言う点はあまり大きなデメリットではないと思います。

編み物を真剣に始めたい人にも既にプロの人にも絶対にお勧めです。

今週は沢山編むぞー!