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レシピ:ハッラーパン

今日は私の大好きなパンのレシピを紹介します。このパンはハッラーと言ってユダヤ教の人たちが祝祭日とサバスの日に食べるパンです。おうちで作るとすごく美味しいので是非お試しください。

Challah bread.
ハッラー
このパンを作るにあったってのこと:

このパン生地は4つ編みをするので生地は硬めになっています。 
蜂蜜を沢山使います。砂糖の量が普通の生地よりも多いので記事の発行時間がいつもより長くなります(うちでは冬で第一発酵が2時間くらいかかります)。そのような訳で、その前の夜に生地を作って一晩で第1次発酵をさせるのがお勧め。それでない場合は朝は焼くから作り始めてください。 
第1次発酵を一晩させると生地はとても大きくなるので、しっかりとひまわりオイルを塗ったサランラップをかけて生地がくっつかない様にするとグッド。大きめのボールを使うと便利です。 
このページをみると4つ編みの方法が分かります。 
このレシピはこの本の中の物がオリジナルです。

材料:

材料1
卵(中)3個(プラスエッグウォッシュの為にもう1個(計4個))
ぬるま湯80ml(私は熱い沸騰したお湯40mlと冷たいお水40mlを使います)
ドライイースト小さじ1
蜂蜜10グラム

材料2
強力粉450グラム
塩8グラム
蜂蜜70グラム
ひまわりオイル30グラム

準備:
ステップ1:水、蜂蜜、ドライイーストを混ぜます。私のイーストはその後10分置きます(置かなくてもいい物あるので説明書を見て使用してください)。。

ステップ2:大きなボールに卵を3個割ります。その中にステップ1で作ったイーストミックスをいれて軽く泡が立つまで2−3分混ぜます(図1)。

ステップ3:ステップ2で作った卵とイーストのミックスの上に強力粉をふるい入れます。表面が全て粉でかぶさる様にふるってください。1時間おきます(図2)。もしも卵とイーストのミックスが元気で泡が粉の間を突き抜けて来ても大丈夫。スプーンでその上から粉をかけてください。

Pic 1. Mix eggs and yeast solution until lightly bubbly.
図1。2−3分混ぜた所。

Pic 2. Sift flour over the eggy-yeasty liquid to cover it.
図2。粉を上から変えた所。

生地を作る。

ステップ1:同じボールの中に塩、蜂蜜、ひまわりオイルを入れます。10分手かミキサーでこねます。

ステップ2:生地の表面がつるっとして来たら、ボール状に丸め(外から中心に生地を折り畳む様にすると奇麗に丸くなります。)ひまわりオイルを塗ったボールの中に入れます。サランラップをかけます。 

ステップ3:第1次発酵。約サイズが2倍になるまで発酵させます。

ステップ4:ボールを逆さまにして生地をテーブルの上に落します(生地の表面が下になります)。指でちょんちょんと生地をつついてガス抜き。再び丸くまとめてボールの中に入れます。ラップをかけます。

ステップ5:第二次発酵。サイズが2倍になるまで発酵させます。第1次発酵のときよりも早く大きくなるはず。

ステップ6:ボールを逆さまにして生地をテーブルの上に落します。再び指でちょんちょんと生地をつついてガス抜き。平たくなった生地を適当な四角に手でのばします。お手紙を封筒に入れる時におる様に3つにたたみます(このページのバゲットのセクションの様に追ってください)。

ステップ7:生地の重さを量って(だいたい800グラム弱のはず)均一に4等分に生地を分けます。

ステップ8:手のひらで再び4等分にした生地を一つずつ平たくして3等分におります。そしてころころと手のひらで生地を伸ばして約40センチくらいの長さにします。もしこの時のばしにくいときは20分くらい置いてベンチタイムをしてください。

ステップ9:長くのばした生地を4つ編みにする(上に記したリンクを参照)。

ステップ10:形成発酵。約2倍くらいの大きさまで。

ステップ11:形成発酵を始めてから30分位したらオーブンを180度にプレヒート。

ステップ12:形成発酵終了。エッグウォッシュをする。私は通常卵の白身半分だけを使います。黄身は他の料理に使います。

Pic 4. Applying egg wash.
エッグウォッシュ。

ステップ13:けしの種をふりかける。

ステップ14:180度のオーブンに入れて15−20分焼く。そしてホイルをかぶせて(焦げ防止))そのまま6−10分焼く。
Pic 5. Baking it.
オーブンの中。

パンが焼けたらラックにのせて冷やします。乾燥防止に、まだかすかにパンが温かいうちにラップを巻いて保存。冷凍可。美味しいです。

黒ごまブルーマーレシピ

今年は本当にベーキングにブレークしております。最近は主要食物は日本米からパンに変わりました(汗)。ジャガイモでも、麺でも、パスタでもありません。全てパン。うちのダンナは大迷惑。
あまりにもたくさんのケーキだのパンだの作っているので二週間前からはポーターさん達がいるオフィスに差し入れ。かなり喜ばれております(爆)。

black sesame bread top view 

今までたくさん作っていたのですが、やっと自分オリジナルのレシピを紹介出来る余裕ができて来ました。と言う事でマイファーストレシピ、黒ごまブルーマーを紹介します。
ちなみに左横に新しく付けたベーグルのボタンをクリックすればこれからのレシピのアーカイブのページに飛びます。 

black sesame bread 

イギリスでは白ごまは沢山あるのですが黒ごまのレシピはあまり有りません。何となく黒ごまの何かが食べたくて、パンにしてみました。こくの有る黒ごまのパンに蜂蜜つけたらきっと美味しいんじゃないかと思って作りました。

black sesame bloomer

ファーメンテッド、ホワイトドウ(340g作れます)- このレシピはRichard Bertinetさんの "Crust"と言う本を基本にしました(自分で作りやすい様にちょっと変更してあります)

ファーメンテッド、ホワイトドウは実際のパン生地を作る4−12時間前に用意します。後で作るパン生地と混ぜると味も深くなって、グルテンもしっかりと作られます。他のパンを作るときもこのテクニックをお勧め。

強力粉(白)200g
ぬるま湯 140g
自然酵母 5g
塩 1/2 tsp

黒ごまブルーマーの材料

ファーメンテッド、ホワイトドウ 170g (下参照)
強力粉 200g
ぬるま湯 130g
黒ごま 20g
塩 1/2 tsp
蜂蜜 20g

準備
  1. ファーメンテッド、ホワイトドウは次の様に作ります。酵母を指で強力粉にすりこみます(タルトを作るときの要領)。塩、水を混ぜて10分こねます。生地は柔らかめなのでハンドミキサーのドウフックを使用するとグッドです。粉をテーブルに少しだけかけて生地を丸くしてボールに入れてください。サランラップをかけて完走防止。4時間常温で(もしくは12時間冷蔵庫で)寝かせます。寝かせた後の生地はたくさん空気がぶくぶくとあって、平らになっています。
  2. すりこぎでごまをすってください。
preparating black sesame

生地を作って寝かせる
  1. 強力粉、水、塩、すった胡麻と蜂蜜を全部混ぜて10分くらいこねる。生地はスムーズでのびがあります。
  2. 170gのファーメンテッド、ホワイトドウを混ぜて5分こねてる。
  3. 生地を丸くまとめて、少量の油がぬってあるボールにいれて1時間ほど寝かせる(もしくは二倍の大きさになるまで)

  4. 空気を抜いてもう一度丸くまとめて1時間ほど寝かせる(もしくは二倍の大きさになるまで)。 
black sesame bread dough 

形を作って焼く
  1. 少量の粉のかかっている台に形を崩さない様にのし板にそっと移します。指先で空気を軽く抜いて形を作ります(分かりやすいビデオが有ったのでリンクしました。ここ)。ベーキングトレーの上にベーキングシートをおいて、その上に形が整ったパンを置きます。サランラップを上にかけて乾燥防止。1時間くらい置いて成形発酵させます(二倍弱くらいの大きさになるまで)。
  2. オーブンを180度にあらかじめ熱します。このときに一番下の段にもう一つトレーを入れておいてください。ここに水をさして蒸発させます。(下4参照)
  3. クーペでクリスクロスに切り目を入れます。こつは45度の角度で入れる事。(もしもこの時にパンがいきなりしぼんで来たら発酵させすぎなので、急いで焼いちゃってください。) 
  4. 200mlの水をオーブンの一番下に入れておいたトレーに流し入れます。急いでオーブンを閉めて5分蒸発させます。こうする事によってパンの表面がカリッとします。
  5. パンをオーブンにいれ、スイッチを消します。5分そのまま置いてください。これはオーブンスプリングと言ってオーブンの中でパンが大きくなりクーペが奇麗に焼き上がります。
  6. もう一度オーブンにスイッチを入れて180度。25分間そのまま焼きます(もしくはパンの底を叩いたときに空洞の様な感じだったらオーケー)。
食べる
余熱をとる為にそのままラックの上に置きます。モッチリ感をなくさない為に常温になったらすぐにホイルで保管。
オーガニックの蜂蜜をつけて食べてください。すごいおいしいです。